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硬質クロムめっき(ハードクロムめっき)専門メーカー 第一化学工業株式会社

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2024/09/17

めっき不良について③

 
今回も硬質クロムめっきにおけるめっき不良について解説していきたいと思います。
 
過去の記事、【めっき不良について①】 や 【めっき不良について②】 について
まだお読みいただいていないようであれば、併せてご覧ください。

 

 
異物の付着

 

 

何らかの原因で母材に異物が付着し、その状態のまま、めっきが付くと、
小さな突起のような膨らみが形成されます。
 
主な原因として、前処理が十分ではなく、母材に切子や、鉄の粉などが
取り切れていない場合や、めっき槽にゴミが浮遊していてそのゴミが
付着した場合などです。

 

一般的には、”ぶつ”と呼ばれています。
 

 

 

しみ

 

 
めっきの被膜に汚れがしみ状に付着した状態を指します。
主に、前処理時における脱脂不足や水洗不足などが原因となります。
 
全3回に分けてめっき不良について説明いたしました。

 

めっき不良について、基本的に剥離をした後、再めっきを行う事で修正をする事が出来ますが、
母材の状況などによっては、剥離が出来ない場合などもあります。

 

※剥離処理は母材への影響も大きく、母材が溶解され、最悪、再生が不可能になる
恐れもあります。
 
弊社では剥離時に母材を極力傷つけないよう、アルカリを使っての剥離を行っています。
他社でめっきを付けたお品物でも、硬質クロムめっきが付いていれば、弊社でも剥離処理が可能です。
 
めっき不良におけるご相談なども随時承っておりますので、お気軽にお問合せください。

 

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。🙇