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硬質クロムめっき(ハードクロムめっき)専門メーカー 第一化学工業株式会社

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2024/03/25

前処理について その①

硬質クロムめっきを付ける前に前処理という工程があります。
前処理は硬質クロムめっきを付ける上で、最重要工程と言っても過言ではない位で、
前処理如何によってはめっきの仕上がり具合が全く異なってしまいます。
 

 

突然ですが、このようなご経験はありますか?

 

めっきを付けてもらったけど、きれいじゃないなぁ・。
めっきが剥がれてくるけど何でだろう・・・。
  
このような原因はもしかすると前処理の可能性があるかもしれません。
 

 

今回は前処理についてお話しますが、回数を分けてお話します。
それ位前処理はとても重要な工程で、前処理で7~8割はめっき仕上がりが決まってしまうと言われる程です。
 

 

何故、前処理が重要なのか?

 

 

前処理が重要な最大の理由とは、めっきの付着を良くするため。

 

 

硬質クロムめっきはその大半が母材の素地に直付けし、めっきを付着させますが、
母材の表面の状態によっては、めっきが付きません。

 

母材の表面には汚れ(油分、切削のくずやゴミなど)が付いており、これらの汚れを除去しないでめっきを
付けてしまうと所謂めっき不良をおこしてしまいます。

 

その汚れを除去し、表面を清浄な状態にする事が前処理の最大の目的であり、めっきの良し悪しが
左右される工程です。

 

次回は具体的に前処理工程をお話できればと考えておりますので、次回も御覧くださいませ。
ご質問やご不明な点がありましたらお気軽にお問合せ下さい。

 

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