2025/01/06
硬質クロムめっきについて①
今回は硬質クロムめっきについて、解説していきたいと思います。
弊社は硬質クロムめっき一筋で半世紀以上事業を行っている会社です。
弊社ホームページにも同様の内容を記載しておりますが、今回は、硬質クロムめっきについて
もっと利点などを知っていただきたいという思いから、取り上げさせていただきました。
是非、弊社ホームページの “硬質クロムめっきとは” と併せてご覧いただけると嬉しいです。
硬質クロムメッキとは?
硬質クロムめっきとは、金属の表面に、電気化学的な方法でクロムを堆積させ、硬くて
離型性(モノ離れの良さ)や耐摩耗性の高い被膜を形成する表面処理技術です。
この被膜は、非常に硬度が高く、耐熱性にも優れており、機械部品や金型など、高い耐久性が
求められる製品に広く利用されています。
なぜ硬質クロムめっきが重要なのか?
硬質クロムめっきがこれほど重要視される理由は、その優れた特性にあります。
高い硬度:ビッカーズ硬度でHv1000(HRC69)近くという、非常に高い硬度を持つため、
摩耗に強く、製品の寿命を延ばすことができます。
耐摩耗性:摩擦に対する抵抗が大きいため、摺動部や金型など、繰り返し摩擦を受ける部品に適しています。
耐熱性:200℃位までは問題なく使用できます。ただし、400℃以上になると硬さが徐々に低下します。
硬質クロムめっきの原理
硬質クロムめっきは、電気化学反応を利用して行われます。
まず、めっきしたい製品を陰極、クロム酸溶液を陽極とし、電流を流します。
すると、陽極からクロムイオンが溶け出し、陰極である製品の表面に移動し、電子を受け取って金属クロムとして析出します。
この繰り返しによって、製品の表面にクロムの皮膜が形成されます。
硬質クロムめっきの歴史
硬質クロムめっきは、20世紀初頭に開発された技術です。
当初は、自動車部品の耐摩耗性を向上させるために利用されていました。
その後、その優れた特性が評価され、様々な産業分野で利用されるようになりました。
まとめ
今回は、硬質クロムめっきの基礎知識について解説しました。
硬質クロムめっきは、私たちの生活を支える多くの製品に利用されている、非常に重要な技術です。
次回以降の記事では、硬質クロムめっきのメリット・デメリット、作業工程、
そして具体的な応用事例などについて、さらに詳しく解説していきます。