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硬質クロムめっき(ハードクロムめっき)専門メーカー 第一化学工業株式会社

バフ研磨

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バフ仕上げ

硬質クロムめっきは、下記のようなクラックの集合体で積層されるため、めっき後にバフ研磨仕上げを行うことによりクラックが埋まりますので、バフ研磨仕上げも重要な処理になります。
(バフ研磨仕上げで使用する研磨剤の成分は、酸化クロムです)
クロムめっきは電着中に自然にクラックが発生することがよく知られています。これは、電着層の内部応力によるものです。クロムめっきはある厚さまでは割れない滑らかなめっきができますが、電着層の内部応力がクロム分子相互の引き合う力以上になると割れが発生します。さらに電着を続行すると、ある厚さから再びクラックを生じ、こうして割れ目を持つ層が重なり合って厚いめっき層が形成されます。
クラックの数や太さは、めっき浴の温度や電流密度などのめっき条件により異なります。

上記のクラックは、素地が露出している状態です。素地が露出している箇所から錆などが発生し腐食します。
バフ研磨仕上げを行うことでクラックが埋まり耐腐性が向上します。
文献によると素地が露出しないめっき厚は50μ以上と言われています。

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